エントリーシートや履歴書とは違い、面接になると急にハードルが上がって不安・恐怖に感じてしまう方が多いのではないでしょうか?
私が1番最初に面接を受けたのが、大学院1年生の12月でした。
その時はすべてが初めての経験で、右も左もわからず、不安と緊張で焦りしかありませんでした。しかし、以下の方法を実践してからは、面接に対して自信がつき、苦痛だった面接をとても楽しい時間に変えることができたのでご紹介します。
面接を突破できた実践方法
志望度が低い企業の面接を早めに体験する
就活を開始した早めの段階で、できるだけ志望度の低い企業の面接を受けてみてください。くれぐれも第一志望の企業を一番最初の面接で受けないようにしましょう。
実際の面接を受けることで、以下の点を経験することができます。その経験は私のその後の就活を成功させるための大きな財産となりました。
・現在の就活レベルを把握できる
・面接の雰囲気を学ぶことができる
・自分を再度見つめるいい機会になる
現在の就活レベルを把握できる
「面接会場での立ち振る舞い」「質問に対して的確に回答できているか」「自分自身のことをどこまで理解できているか」「志望している企業のことを知っているか」など、一回の面接を経験すれだけで、現在の就活レベルを把握することができます。
当たり前ですが、面接では、まったく思い通りにいかず、ショックを受けると思います。でもそれは、内定を勝ち取るための大切なステップです。
私も最初の面接での手応えがまったくなく、予想通り「不採用通知」が届きました。質疑応答では頭が真っ白になり、思うように応答できず、強み・弱みなど自分自身のことを全く理解できていないことに気づいたのです。
不採用という文面を見るとやはりショックでしたが、それと同時に「志望度が高い企業から絶対に内定を勝ち取ってやる」という強い気持ちが芽生えました。実際の面接を経験することで「自分が足りない部分はココで、どういったレベルアップが必要なのか」という気づきを得ることができます。
面接の雰囲気を学ぶことができる
就活を経験するまではアルバイトの面接を受けたことがあるだけで、正社員の面接は初めてでした。最初の面接では、就活という独特の雰囲気に飲まれた状態で、気づいたら終わっていたという感じでした。
面接での一連の流れ・動作を頭で考えながら行動していたので、入室から退室まで、ぎごちない動きだったと思います。
「次はどのように行動しなければいけないのか」という余計なことに気を取られ、肝心の質疑応答に集中できませんでした。
面接では質疑応答がメインになりますが、「こういった質問が来たときには、こういった内容の回答をしよう」など事前準備がまったくできていない状態でした。
そのため、言いたいことがまとまっておらず、的外れな回答になっていたり、もっと言いたいことが他にあったのに…と、課題しかない面接でした。ただ、そういった「課題」を「課題」として認識できたことが大きな収穫で、それを知れただけでも100点満点の面接でした。
やむおえず第1志望が1発目にきた場合を除いて、最初は大きな失敗をしたって構わないと思います。たくさん恥をかいてください。経験することがとにかく重要です。
自分を再度見つめるいい機会になる
自分自身が本当にしたい仕事は何なのか?長所、短所は何なのか?自分にはどんなことが向いているのか等が面接官との会話を繰り返すことによって次第にわかってきます。
面接官も人間ですから、色々な気性の人がいます。圧迫面接風の面接官もいれば、この人との会話は楽しかったなぁと思える面接官もいて、あなたも色々と感じることはあるでしょう。
しかし「こういうタイプの人にはこういう話し方をしよう」とか「この人はこういう学生を好むだろうな」とか面接を何度も受けるうちにコツがつかめるようになってきますので、その度に自分自身を見つめ返し、色々なパターンで受け答えできる自分を作りあげる練習ができてしまうというわけです。
実践形式の面接練習を同じ立場の就活中の友人と繰り返す
スポーツでも試合前は必ず練習しますよね?いくらプロでも練習は必ず行うので、就活もスポーツと一緒です。
そして面接は、その練習の成果を見せる「試合」です。
急に試合に挑んでも負ける可能性の方が高いです。勝てる確率を少しでも上げるためには、とにかく練習をしてください。
最初の面接を経験し、まったく準備ができていないと痛感してから、毎週日曜日に3時間程度、同じように就活している友人と面接練習をすることに決めました。
以下が私が実際にやっていた面接練習の流れ
- 私が面接官で友人が就活生となり、友人が次回控えている面接がある企業の一連の流れを繰り返し練習する。
- 今度は反対の立場になって、友人が面接官で私が就活生となり、私の志望している会社の面接内容で同じことを繰り返し練習する。
- やりっぱなしにせずに、2人で撮っていた動画を見てすぐ振り返り、面接官側と学生側からとで感想や改善点をお互い出し合う。
あとから2人で振り返れるように、録画機能のある物で動画を撮っておくこと
質問内容と回答を1人で頭の中だけで考え、暗記するだけでは、咄嗟のときに自分の言葉として出てきません。参考書の模範回答を暗記しているかのような話し口調になってしまいますよね。感情がこもりにくく、さらに突っ込んだ質問が来るとうまく回答できなくなるので注意が必要です。
しかし口に出して何度も練習することで、自分の言葉となり、頭の中も整理され、より端的にクリティカルな回答ができるようになります。
面接本番では自分が対策した質問とまったく同じ内容の質問がくるとは限りません。その場合でも自分の言葉にしておくことで、スラスラと話せるようになっていました。
また「面接官を演じることも大事なこと」だと感じました。面接官がどういう観点でなぜその質問をしているのか段々わかるようになってきます。
質疑応答だけ練習している人がいるかもしれませんが、ドアのノックから自己紹介・着席・自己PR・研究紹介・質疑応答・退室までの一連の流れを練習の段階から実践して身につけておくことが重要です。
カメラで録画しておくことで、自分の立ち振る舞い、目線や表情を客観的に見ることができるため、癖など気をつける点が面白いように見えてきます。
身体が覚えていれば、本番で余計な心配をしなくて済むので、心に余裕が生まれます(頭の中だけで、行動を記憶しておくだけでは、曖昧になって自信が持てず、焦りが生まれます)。
特に理系の研究職では自分の研究テーマに関する面接がメインになることが多いです。
事前に提出するA4 1枚程度の研究概要の内容をベースにホワイトボードを使うパターン、口頭だけで説明するパターンなど様々なシチュエーションが存在し、説明時間も企業によって異なります。
「みんなの就活のサイト」ではどのような面接だったか、何人の面接官がいるか、など情報が掲載されていますので、参考の1つにしていました。
企業によっては、推薦応募という制度を採用していますが、面接では推薦応募でも自由応募でも関係なく、土俵は同じと考えておいてください。
企業に入社してから、採用面接に関わって分かったことですが、少なくとも私の会社では推薦だから面接が有利になるということは決してありません。エントリーシートが免除されるくらいです。
推薦だから通過しやすくなっているはずだ、という安易な考えは捨てましょう。
まとめ
もう一度言います、就活はスポーツと同じです。
どれだけ実力・自信があっても、練習しなければ勝てないので、必ず練習して試合(面接)に臨みましょう。
面接といっても、必要以上に怖がることはありません。あくまでも同じ人間同士の会話です。少し年齢が上の人と会話を楽しもうくらいの気持ちでいきましょう!
同じ志を持った切磋琢磨できる仲間とともに面接を勝ち抜いてください。仲間もうまく活用してくださいね!
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