井上尚弥選手は日本を代表するプロボクサーで負け知らずの世界チャンピオンです。
日本人トップアスリートの年収ランキングが発表されましたが、最も高額だった選手はプロテニスプレーヤーの大坂なおみ選手で、その年収はなんと75億円でした。
WBSSでの優勝や3階級制覇など、愛称であるモンスターという名に相応しい活躍を見せている井上尚弥選手ですが、スポンサー料やファイトマネーを含めた年収がどれくらいの金額なのか気になりますよね。
そこで今回の記事では、プロボクサー井上尚弥選手の年収について調査しました。
併せて、これまでのプロ戦績やプロフィールについて紹介します。
目次
井上尚弥の年収(スポンサーやファイトマネー)はいくら?
早速、井上尚弥選手の年収がいくらなのか見ていきましょう!
収入の中には主に以下の内容が含まれます
<収入の主な内容>
- ボクシングのファイトマネーや賞金
- スポンサー契約料
- CM出演料
- メディア出演料
ボクシングのファイトマネーや賞金
まずは本業であるボクシングでのファイトマネーや賞金がどれくらいなのか見ていきましょう。
直近6試合のファイトマネーは以下の通りです。
試合の日程 | 対戦相手 | ファイトマネー(推定) |
2017年9月 |
アントニオ・エニベス (WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ) |
約2,000万円 |
2018年5月 |
ジェイミー・マクドネル (WBA世界バンダム級タイトルマッチ) |
約4,000万円 |
2019年11月 |
ノニト・ドネア (WBSSバンダム級 決勝) |
約1億2,000万円 |
2020年10月 | ジェイソン・モロニー | 約1億2,000万円 |
2021年6月 | マイケル・ダスマリナス | 約1億2,000万円 |
2021年12月 | アラン・ディパエン | 約1億2,000万円 |
WBSS決勝戦以降、井上尚弥選手のファイトマネーは1試合あたり約1億2,000万円(100万ドル)が相場となっているようです。
通常、日本人の世界チャンピオンでも1試合あたりのファイトマネーは多くても数千万円と言われています。
それと比較すると、井上尚弥選手のファイトマネーがいかに高額だということがわかりますよね。
ただし、ファイトマネーは選手が全額もらえるのではなく、プロモーション会社へのマネジメント料(33%)やトレーナーなどにも一定の金額を支払う必要があります。
そのため、1億2,000万円のファイトマネーでも、実際に井上尚弥選手が受け取る金額としては約半分の6,000万円程度となるようです。
さらに世界チャンピオンともなれば、基本的に試合は年間で1~2試合しか開催されないため、ファイトマネーでの収入は6,000万円~1億2,000万円という計算になりますね。
一方で、海外の人気選手が出場するボクシングの試合では、100億円規模のファイトマネーが動くこともあります。
これまでに史上最高額のファイトマネーが支払われたビッグマッチでは、2人合わせて約350億円というファイトマネーが動きました。
それは2015年にアメリカのラスベガスで開催されたWBA・WBC・WBOウエルター級の3団体統一戦『フロイド・メイウェザー・ジュニア(アメリカ)vs. マニー・パッキャオ(フィリピン)』の試合でした。
その試合では、フロイド・メイウェザー・ジュニア選手のファイトマネーが約200億円、マニー・パッキャオ選手のファイトマネーは約150億円だったそうです。
ボクシングの試合では1ラウンド3分で、世界戦では12ラウンド行われますが、合計36分の試合で約350億円のファイトマネーが動くとは夢がある魅力的なスポーツですよね。
世界的にも人気が高まっている井上尚弥選手なので、対戦相手や開催場所によっては今後さらに高額なファイトマネーを提示されるかもしれませんね。
日本人スポーツ選手としては初めてとなる”年収100億円”も夢ではないかもしれません。
スポンサー契約料
次に、企業とのスポンサー契約料について見ていきましょう。
2021年12月時点で、井上尚弥選手は以下の企業とスポンサー契約を結んでいます。
<井上尚弥選手のスポンサー(2021年12月時点)>
- SIX PAD(トレーニング機器)
- エステティックTBC
- NTTぷらら(ひかりTVなど)
この3社だけでスポンサー料は、約5億円と推定されています。
2021年12月に開催されたアラン・ディパエン選手との試合後、さらに複数の企業からスポンサー契約のオファーが来ているそうで、5~7社と契約を結ぶようです。
そのため、2022年のスポンサー料は総額で約10億円になる見込みだそうです。
1年間のスポンサー料だけで約10億円とは驚きの金額ですよね。
CM出演料
次に、井上尚弥選手が出演しているCMの出演料について見ていきましょう。
井上尚弥選手が主に出演しているCMは以下の通りです。
<井上尚弥選手の出演CM>
- ZAVAS(プロテイン)
- ウィルキンソン(炭酸水)
- BODYWILD(アンダーウエア)
- エステティックTBC
- SIX PAD
井上尚弥選手のCM出演料は、1社あたり約2,000万円と言われています。
現在、5社のCMに出演していますので、CM出演料の収入だけでも1億円を超えています。
ボクサーがこれだけ多くのCMに出演していること自体とても珍しいことですよね。
メディア出演料
次に、井上尚弥選手のメディア(スポーツ番組など)の出演料について見ていきましょう。
井上尚弥選手は第70回紅白歌合戦やジャンクSPORTなど、テレビ番組にも多数出演しています。
出演料は1回あたり数十万円と推察されますが、年間での出演回数は数回程度と多くはないので、収入としては数十万円と少額となっているようです。
井上尚弥の戦績は?
井上尚弥選手のこれまでの戦績について見ていきましょう。
試合日程 | 対戦相手 | 勝敗 | |
1戦目 | 2012年10月2日 | クリソン・オマヤオ | ○4R 2:04 KO |
2戦目 | 2013年1月5日 | ガオプラチャン・チュワタナ(タイ) | ○1R 1:50 KO |
3戦目 | 2013年4月16日 | 佐野友樹(日本) | ○10R 1:09 TKO |
4戦目 | 2013年8月25日 | 田口良一(日本) | ○10R 判定3-0 (97-94,98-93,98-92) |
5戦目 | 2013年12月6日 | ヘルソン・マンシオ(フィリピン) | ○5R 2:51 TKO |
6戦目 | 2014年4月6日 | アドリアン・エルナンデス(メキシコ) | ○6R 2:54 TKO |
7戦目 | 2014年9月5日 | サマートレック・ゴーキャットジム(タイ) | ○11R 1:08 TKO |
8戦目 | 2014年12月30日 | オマール・ナルバエス(アルゼンチン) | ○2R 3:01 KO |
9戦目 | 2015年12月29日 | ワーリト・パレナス(フィリピン) | ○2R 1:20 KO |
10戦目 | 2016年5月8日 | デビッド・カルモナ(メキシコ) | ○12R 判定3-0 (118-109×2、116-111) |
11戦目 | 2016年9月4日 | ペッバーンボーン・ゴーキャットジム(タイ) | ○10R 3:03 KO |
12戦目 | 2016年12月30日 | 河野公平(日本) | ○6R 1:01 TKO |
13戦目 | 2017年5月21日 | リカルド・ロドリゲス(アメリカ) | ○3R 1:08 KO |
14戦目 | 2017年9月9日 | アントニオ・ニエベス(アメリカ) | ○6R 終了 TKO |
15戦目 | 2017年12月30日 | ヨアン・ボワイヨ(フランス) | ○3R 1:40 TKO |
16戦目 | 2018年5月25日 | ジェイミー・マクドネル(イギリス) | ○1R 1:52 TKO |
17戦目 | 2018年10月7日 | ファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国) | ○1R 1:10 KO |
18戦目 | 2019年5月18日 | エマニュエル・ロドリゲス(プエルトリコ) | ○2R 1:19 KO |
19戦目 | 2019年11月7日 | ノニト・ドネア(フィリピン) | ○12R 判定3-0 (116-111,114-113,117-109) |
20戦目 | 2020年11月1日 | ジェイソン・モロニー(オーストラリア) | ○7R TKO |
21戦目 | 2021年6月20日 | マイケル・ダスマリナス(フィリピン) | ○3R TKO |
22戦目 | 2021年12月14日 | アラン・ディパエン(タイ) | ○8回TKO |
23戦目 | 2022年6月7日 | ノニト・ドネア(フィリピン) | 予定 |
これまでプロ戦績は22戦22勝0敗という圧倒的な成績を収めています。
判定までもつれ込んだ試合はわずか3試合で、22試合のうち19試合でKO勝利を収めています。
そのKO率はなんと「86.3%」という驚異的な数字となっていますね。
井上尚弥のプロフィール
井上尚弥選手の簡単なプロフィールを紹介します。
●名前:井上 尚弥(いのうえ なおや)
●愛称:モンスター
●生年月日:1993年4月10日
●出身地:神奈川県座間市
●身長:約165 cm
●体重:
●血液型:A型
●学歴:相模原青陵高等学校 ⇒ 拓殖大学(4年生で中退)
●職業:プロボクサー
●所属:大橋ジム
●主な獲得タイトル:
- 第36代日本ライトフライ級チャンピオン
- 第33代OPBF東洋太平洋ライトフライ級チャンピオン
- WBC世界ライトフライ級チャンピオン
- WBO世界スーパーフライ級チャンピオン
- WBA世界バンタム級チャンピオン
- WBA世界バンタム級スーパーチャンピオン
- IBF世界バンタム級チャンピオン
- リングマガジン世界バンタム級チャンピオン
- World Boxing Super Seriesバンタム級優勝
井上尚弥の年収(スポンサーやファイトマネー)はいくら?戦績も紹介まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、プロボクサー井上尚弥選手の年収について調査し、併せて、これまでのプロ戦績やプロフィールについて紹介しました。
2022年6月には伝説のチャンピオンであるノニト・ドネアとの再戦が控えていますが、どのような試合になるのか楽しみですね。