ボクシングWBA、IBF世界バンダム級チャンピオンであるプロボクサーの「井上尚弥さん(大橋ジム所属)」は、現在バンダム級のワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)に出場しています。
WBSSでは、これまでに「ファン・カルロス・パヤノ」を1ラウンド1分10秒でTKO、続く「エマヌエル・ロドリゲス」を2ラウンド1分19秒でTKO勝利して、圧倒的な強さで決勝まで進出しています。
そして、ついに決勝戦の場所と日程が発表されましたね。
2019年11月7日に「さいたまスーパーアリーナ」で運命の1戦が行われます。
決勝戦での井上尚弥の対戦相手は一体誰なのでしょうか?
今回は井上尚弥がWBSS決勝戦で対戦する史上最強の相手と評される「ノニト・ドネア」について調査したので、紹介します。
目次
ノニト・ドネアのプロフィール
名前:ノニト・ドネア(Nonito Donaire)
年齢:36歳(1982年11月1日生まれ)
国籍:フィリピン
身長:168cm
リーチ:173cm
体重:55kg
ノニト・ドネアの経歴
ボクシングを始めたきっかけ
現在の強いノニト・ドネアからは想像できませんが、幼少期は病弱でいじめられていたそうです。
その時に兄がボクシングをやっていたこともあり、いじめ対策としてボクシングを始めたそうです。
世界的に有名な伝説ボクサーの「マイク・タイソン」とまったく同じような境遇だったようです。
ボクシングの戦績
アマチュア:76戦68勝(5KO・RSC)8敗
プロ:45戦40勝(26KO)5敗
アマチュアでは68勝のうち5KO、プロでは40勝のうち26KOの数字から見る限り、KO率はそこまで多いボクサーではありませんね。
(井上尚弥はアマチュアでは75勝のうち48KO、プロでは18勝のうち16KO)
過去に日本人との対戦は?
45戦の中で日本人との対戦が1試合だけあります。
それは2012年に開催された元世界チャンピオンの「西岡利晃さん」との世界タイトルマッチです。
この試合では当時29歳だったノニト・ドネアが、挑戦者の西岡利晃さんをKOで倒し、タイトルを防衛しています。
後日のインタビューでは「ドネアが強かった」とコメントしています。
とてもわかりやすいコメントですね。
そして、その試合で西岡利晃さんに引退を決断させました。
世界タイトルマッチと獲得した世界タイトル
ノニト・ドネアと井上尚弥の世界戦と獲得した世界タイトルをまとめて比較してみました。
世界タイトルマッチ
ノニト・ドネア:22戦18勝(11KO)4敗
井上尚弥:13戦13勝(12KO)
獲得したメジャー世界タイトル
ノニト・ドネア | 井上尚弥 |
IBF世界フライ級王座 | WBC世界ライトフライ級王座 |
WBA世界スーパーフライ級暫定王座 | WBO世界スーパーフライ級王座 |
WBC世界バンダム級王座 | WBA世界バンダ級王座 |
WBO世界バンダム級王座 | IBF世界バンダム級王座 |
WBO世界スーパーバンダム級王座 | |
IBF世界スーパーバンダム級王座 | |
WBC世界スーパーバンダム級ダイヤモンド王座 | |
WBC世界フェザー級シルバー王座 | |
WBA世界バンダム級スーパー王座 |
世界戦のキャリア(試合数、王座獲得数)では圧倒的にノニト・ドネアの方が上ですね。
世間の反応は?
https://twitter.com/CoolYasuBai/status/1159300403164409856
https://twitter.com/6o85aSEDyiZzUXJ/status/1159041693582147584
日本開催だから井上が負けることは無くなったね、井上の強さにケチを付ける気は無いがドネアは不気味。特に大一番での経験値が怖い。#井上尚弥 「KOで勝って引導を渡したい」 #日本開催 で #ノニト #ドネア と激突(木村悠) – Y!ニュース https://t.co/QaYQwEiS19 #WBSS
— Takashi_Sammy (@Takashi_Sammy) August 10, 2019
ノニト・ドネアの経験値が怖いという世間の反応もありますね。
36歳とボクサーにとっては高年齢であり、全盛期と比較するとスピードが落ちているみたいですが、パンチを当てる感覚(カウンター)が抜群らしく、得意の左フックとアッパーは脅威となるでしょう。
ノニト・ドネアは5階級制覇を成し遂げた伝説のチャンピオンです。
これまで井上尚弥が対戦してきた選手とは 比べ物にならないくらいキャリアのある最強のボクサーと言えるでしょう。
井上尚弥が準決勝で勝利した直後に、リングに上がった時の穏やかな表情とは裏腹に、井上尚弥に対しては、「準決勝で弱点を見出した。彼に対するゲームプランを間違いなく作り出して優勝する」と不敵に、そして自信満々に宣言しています。
WBSSが公式SNSでどちらが勝つかアンケートを集計した結果、海外ボクシングファンは圧倒的に井上尚弥を支持していますが、どうなるのでしょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ノニト・ドネアは決勝戦にふさわしい最強の相手ですね。
ここまで200秒程度という異次元のスピードでのTKO勝利を成し遂げ、圧倒的な強さで勝ち進んできているモンスター井上尚弥。
WBSS決勝戦でも同じように圧倒的な強さでノニト・ドネアにTKO勝利を収めることができるのでしょうか?
それとも5階級制覇を成し遂げ、キャリアで圧倒的に優位に立つ伝説のチャンピオンに苦戦を強いられるのでしょうか?
いずれにしてもバンダム級最強ボクサーを決めるにふさわしい試合になること間違いなしです。
ゴングの合図が鳴らされた瞬間から片時も目が離せないですね。
https://yancane-shukatsu.com/inoue-naoya-hikakin