SDGsについて子供でも楽しく学べるということで、NHKで放送されているSDGs番組『ひろがれ!いろとりどり』が話題になっていますね。
『ひろがれ!いろとりどり』のテーマソングである「ツバメ」を担当し、パフォーマンスしているのは、「YOASOBIwithミドリーズ」というグループです。
『YOASOBI』という音楽ユニットはAyaseさんとikuraさんの2人組で、若い世代を中心に人気となっています。
そして『ミドリーズ』というグループは、SDGsについて学んでいくために、新たに作られた”こどもユニット”です。
そんなYOASOBIとミドリーズの異色のコラボが歌っている「ツバメ」という楽曲。
歌詞の意味が気になりませんか?
実はその楽曲の原作となっている物語があるのですが、そのストーリーがとても味わい深いと言われています。
そこで今回の記事では楽曲「ツバメ」の歌詞の意味について調査したので紹介します。
ミドリーズの「ツバメ」の歌詞の意味は?
SDGs番組『ひろがれ!いろとりどり』で歌われているミドリーズの「ツバメ」の歌詞の意味がとても気になりますよね。
この「ツバメ」という歌には、ミドリーズのメンバーのような障害や性別、男性女性の性別は関係なく、みんな平等に生きていける社会になって欲しいという願いが込められているそうです。
この歌のスト―リに登場する主人公は『ツバメ』です。
ツバメという生き物は身体は小さいものの、大きな夢があり、広い空を飛びながら、上空からたくさんの人間たちを見ています。
『ツバメ』のサビの部分の歌詞は以下の通りです。
僕らは色とりどりの命と
この場所で共に生きている
それぞれ人も草木も花も鳥も
肩寄せ合いながら引用元:https://www.nhk.or.jp/irotoridori/aokiiro/song/
このサビの部分の歌詞では、この地球上に存在している多くの命が、人間・動物・草木関係なく肩を寄せ合いながら共存して、一緒に生きているということを伝えています。
この歌詞の部分こそが、SDGsという目標を叶えていくことの基盤となっている部分だということがわかりますよね。
そして、以下のような歌詞もあります。
僕らは求めるものも
描いてる未来も違うけれど
手と手を取り合えたなら
きっと笑い合える日が来るから
僕にはいま何ができるかな引用元:https://www.nhk.or.jp/irotoridori/aokiiro/song/
人間は現在の立場や環境によって、描く未来や叶えたい夢が大きく違いますが、どんな立場の人でも、どんな環境の人でも、みんなで助け合いながら、共に笑い合える日がくることを待ち、それぞれ自分たちが今なにをしていかなければいけないのかということを問いかけている歌詞です。
空を飛んでいるツバメは、辿り着いた街で、人間の「楽しそうな声」や「悲しみに暮れる声」を見て聞いています。
同じ空の下なのに、人間たちが気付かないうちに、お互いのことを傷付け合ってしまうことをツバメはとても悲しんでいます。
人間が豊かになるにつれて、帰る場所を奪われていく仲間も当然います。
人間が土地開発のために次々と木を伐採することで、動物たちの居場所を奪っていますよね。
でも本当は、誰もが寄り添い合って生きていたいだけです。
だから人間の行動を許し、認め合うことで、またみんなが繋がり合えるとツバメは考えています。
キラキラ輝く宝石や金箔のようなきらびやかなものではないけれど、世界中がこんなキラキラした愛情で溢れたら、きっと世界は変われるはずです。
それが歌詞に出てくる主人公「小さなツバメ(僕)の大きな夢」というわけです。
ミドリーズのツバメの原作の物語が深すぎてヤバかった!
ミドリーズが歌う『ツバメ』の原作の物語がヤバいと話題になっています。
YOASOBI、NHK新こどもユニット「ミドリーズ」と共演「披露する場が紅白だったらうれしい」(写真 全17枚)https://t.co/OSppLkMBcS
#YOASOBI #Ayase #ikura #ミドリーズ #ツバメ #ツバメダンス #NHK @YOASOBI_staff @ikutalilas @nhk_irotoridori
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) September 28, 2021
ミドリーズが歌う「ツバメ」の原作には物語があります。
NHKが『ともに生きる』というテーマに対する物語を募集したところ、700を越える物語(作品)が集まりました。
その中でグランプリに輝いた作品が実は「ツバメ」の原作となっています。
そのグランプリに輝いた物語を作った女性は『乙月ななさん』という15歳高校生の女性です。
作品タイトルは『小さなツバメの大きな夢』というものです。
乙月ななさんは以下のようなコメントを残しています。
陸の問題、海の問題、いろいろな課題を網羅できる題材を考えるうちに、広い地域を移動するツバメを主人公にすることを思いつき、そこから真っ先に思い浮かんだのが、ツバメが登場する『幸福な王子』の物語でした。SDGsの目指す「全員平等に」という理想がこの物語の中に表れていると思いました。ただ、幸福な王子のように恵まれている一部の人が私財を投じるだけではSDGsの目標は実現しません。何の力も持たない人でも、少しでも目標の実現に向けて動くことが大事だと思います。小さな存在であるツバメが、指示を出してくれる幸福な王子がいなくても、宝石も何も持っていなくても、自分にできることをしよう、と自主的に動く姿を通して、そのメッセージを描きたいと思いました。
引用元:https://www.nhk.or.jp/irotoridori/song/
SDGsの目標を目指すために、何を題材として捉え、どういったストーリーを展開していくのかというのが、もう細部に渡り秀逸すぎて、本当に15歳の女性が描いたの?ととても驚かされました。
私自身、ストーリーを最後まで読ませていただきましたが、読み進めていくうちにとても心が温まり、「ツバメ」に感情移入して涙がポロリと出ました。
情景描写がとても上手で、それでいて幼い子でも理解がしやすい内容にしてあります。
物語の途中に出てくる「幸福な王子」が伏線となっており、実は誰だって誰かの「幸福な王子」になることができるんだと伝えています。
どんな人でも、自分の幸せを分け与えたり、優しくしたりすることで、誰かの力になれるという深い意味が込められています。
私たち人間が何をしていくべきか、改めて考えさせられた作品でした。
乙月こんな心温まる物語を考えた乙月ななさんに拍手を贈りたいです♪
乙月ななさんの作品に「小さなツバメの大きな夢」ついては、以下より見れます。
とても深く考えさせられる作品になっているので、あなたもぜひ1度読んでみてくださいね♪
読み終わった後、いろいろと考えさせられること間違いなしです。
ミドリーズのツバメの歌詞の意味は?原作の物語が深すぎてヤバかったまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では『ミドリーズ』という子供たちのグループが歌っている『ツバメ』の歌詞の意味について調査しました。
原作の物語は、とてもよく構想を練られていて、まさにSDGsのために作られた作品でした。
それが基となってできた「ツバメ」の楽曲は、原作も頭に入れて聞くと、とにかく深く心に染み入る歌詞になっています。
バックボーンが大きい歌詞なので、私たち人間も今後何と向き合って行動していくのか、今なにをすべきなのかを考えさせられ、この地球が愛に溢れたら良いなぁと心から感じることのできる楽曲でした。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。